2008年5月

クッキングトイ

「クッキングトイ」というのを皆さん聞いたことあるだろうか。
クッキングトイとは、遊びながら料理やお菓子が作れる玩具のことである。

今このクッキングトイが人気のようだ。

その人気ぶりを、4月23日の日経MJから一部抜粋してみよう。

(1)「シュガーバニーズ アイスクッキング」
http://www.takaratomy.co.jp/products/sugarbunnies/
シュガーバニーズ アイスクッキング.jpg












プレートの上でオリジナルアイスを作ることができる。
タカラトミーより07年7月に4200円で発売され、9月には初回出荷分の12,000個が完売。クリスマス商戦で品切れになり、週に200件の問合せが殺到した。


(2)「のりまきまっきー」
http://www.bandai.co.jp/releases/J2007062102.html

のりまきまっきー.jpg










ハンドルを回すだけでのり巻きを作ることができる。
バンダイより07年7月に2,940円で発売され、8ヶ月で年間目標を超す13万個を販売。
 

(3)「アイラブチップス」
http://www.e-revolution.co.jp/zakka/chips/index.html
アイラブチップス.jpg










電子レンジでポテトチップスを作ることができる。
イー・レヴォリューションより07年12月に2,940円で発売され、従来子供向けの玩具を扱わない東急ハンズ渋谷店で3月末から販売したところ、40個が1日で完売。


他にも「のりまきまっきー」を、ホームパーティーで利用する20代女性の例が載っている。子どもだけでなく、大人も楽しむことができるため今人気が高まっているのだそうだ。


■なぜこのサービスが人気なのか

どうして「クッキングトイ」が人気なのだろうか。その理由をちょっと考えてみよう。


<仮説>

(1)子供に対する教育ができる。
(2)楽しみながら料理ができる。
(3)商品の魅力が高い。


(1)子供に対する教育ができる。
安全性が高い商品であるため、子供の年齢が低い内から利用することができる。また、材料を揃えてから作ることで、料理が何から作られており、どうやって作るのかを体験を通して学ぶことができる。

(2)楽しみながら料理ができる。
料理自体を楽しいと感じることができることがポイントだ。遊び感覚で料理を体験することができると共に、両親も楽しめるような本格さを保っている。そばを小麦粉から作ったりと、大人でも一度は体験してみたいような料理を
おもちゃ一台で作ることができる。

また、子供や友達と一緒に料理をすることでコミュニケーションツールとしての利用価値が高いと思う。女性の場合、男性と違って外で趣味を共有することも難しいのかもしれない。家の中で自分の興味がある分野を一緒に体験できるのは非常に魅力的だろう。友達と家でパーティーをやる場合なども、それぞれが持ちよったりして、友達と一緒に作ることができて楽しそうだ。

(3)商品の魅力が高い。
汚れても丸洗いすることが出来て掃除をすることが楽である。他の調理器具を使わないため、使用後は玩具を洗えばそれですんでしまう。また、火も使わず刃物などもないため、安全性が高く子供に利用させやすい。


個人的に一番使ってみたいのは、「いえそば」ですね。
http://www.takaratomy.co.jp/products/iesoba/
いえそば.jpg










メッチャ楽しそうです。

エアコンから消臭エアウォッシュ

エステー株式会社から新たな消臭芳香剤が発売された。

消臭エアウォッシュ.jpg









製品の詳細を以下に記載する。

■製品詳細
製品名 :エアコンから消臭エアウォッシュ
発売会社:エステー株式会社
発売日 :08年4月1日
価格  :441円(税込み)
販売チャネル:全国のスーパー、ドラッグストア、ホームセンター
種類  :(1)すみきった森林の香気 (2)さえわたる清流の香気
使用期限:約1.5~2.5ヶ月(エアコンを1日6時間運転した場合)
初年度販売目標:200万個


■商品概要
エアコン本体に付属の粘着テープで設置し、商品内部の“においセンサーゼリー”が消臭し、香りがエアコンの風にのって部屋全体に広がる消臭芳香剤。

(エステー株式会社のPR)
http://www.st-c.co.jp/topics/2008/000211.html


さて、この製品について思うところを書いていこう。
今回はスプレータイプの消臭剤については考察の対象外としよう。


■4Pの観点から考えてみる。

★商品(Product)
今までの置き型タイプよりも、エアコンの風を利用して香りを部屋に流すという考えは理解できる。しかし、置き型タイプを上回る価値を提供できるのだろうか?

購入者は家に帰ってパッケージをあけ、粘着テープをはがす。エアコンは大体高い位置にあるので、椅子などに登る必要がある。さて、エアコンに貼ったはいいが、椅子から降りて遠くから見ると何か位置がしっくりこない。もう一度椅子に登って
別の場所に貼る。粘着力が落ちてきてある日テレビを見てると突然落ちてくる。ちょっとマイナスの部分ばかり考えてしまったけれど、想像するとめっちゃ面倒。

デザインも正直ダサいと思う。ただでさえ消臭剤ってダサいパッケージが多いのに、安っぽい雲のかたちした消臭剤が、エアコンにピッタリくっついてるのを見ると、違和感があるだろうし貧乏臭い感じがしてしまう。

置き型タイプを上回る利便性はあまり感じられず、これじゃないと駄目だっていう価値は提供できていない。

★価格(Price)
競合企業の商品に比べると少し割高だろうか。消臭元は369円、置き型ファブリーズは417円である。441円よりも実際には各店舗で安く販売されるのではあろうが、高い価格や同程度の価格では置き型タイプよりも価格に見合う価値を提供しているとは消費者は受取らないだろう。

★プロモーション(Promotion)
実際の広告を見たことないのだけれど、CMで訴求するのは難しいんじゃないかな。動画で見せると、★商品で想像したように高い場所につけるシーンを想像させてしまう。面倒だなぁって思われる可能性は高いと思う。

★流通(Place)
現在消臭剤類が販売されている、全国のスーパー、ドラッグストア、ホームセンターに置くのは当然のことだと思う。電器店のエアコン販売場所に置くという考えはありだろうか。エアコンに貼り付けている姿は想像しやすいし、購入者にはセットでつけてあげることで普及させることはできると考えられる。セットでついてくるのであればタダだから試してみたくはなる。でも、脱臭機能つきのエアコンの周りに、消臭剤を置くことを、メーカー側は嫌がるかな。


■まとめ
消臭剤はいつもわざとらしい香りがする。だから、置いているのがバレバレなのだ。もともと消臭剤を置いているっていうのは、その部屋が臭いますよすよと主張しているものだと思うし、むしろ恥ずかしいってことじゃないのかな。

それ自体が主張している消臭剤は駄目なんじゃないかと思う。デザインや香りにおいて。アロマテラピーのようにオシャレな地位を築かない消耗品として、消臭剤が生きるのであれば、デザインを大幅に変える必要があるだろう。

エアコンにくっ付いてるような安っぽいデザインの消費財ではなく、思いっきりデザインを変えたちょっと高級な消臭剤があればいい。その際、個人的には香りなどいらないので、無臭になって欲しい。