明日の広告


晩御飯を食べに行くついでにスタバに本を読みにでかけた。

『明日の広告  -  変化した消費者とコミュニケーションする方法』 佐藤 尚之
http://www.amazon.co.jp/dp/4756150942/

インターネット広告に多少とも関わっていた私にとっては、
本書の内容は身近でわかりやすい。

インターネットの普及に伴う消費者の行動に関して、本書の中身で
目新しいことはない。それに、概念的内容が多いように思う。

しかし、インターネット広告費が他の4マス媒体と比べて成長が著しく、他の媒体は崩壊するんじゃないかという過激な意見が増加する中、各媒体をポジティブなスタンスで整理し、新たな広告のスタイルを伝えている。


本書の中でも書かれている『クロスメディア』。
※クロスメディア:コンタクトポイントを自由な発想で、戦略的に組み合わせること。
部分最適であり、メディアごとに最適な表現が異なる。(P114)

クロスメディアは、ネット業界の中では以前からよく言われていた。
しかし、消費者の行動を理解した上でメディアを組み合わせ、企業のメッセージをしっかりと伝えられるような提案をできる人は、ネット広告代理店にはまだまだ少ないんじゃないだろうか。

だって、ネット広告代理店にいる人は、他の媒体を使ってプランニングすることなんてほとんどないんだから。ほとんど運用に時間をとられるし、他の媒体をやりたくっても総合代理店の方が圧倒的に強い。

各種メディアを熟知してプランニングできる人が(本書では「コミュニケーションデザイナー」)、ネット広告代理店にも育たなければ、いつまでも作業をやるだけになってしまう。

本書で印象に残った言葉がある。
「相手の心を動かすことができなければ、それは広告ではなく単なるインフォメーションである。」
そのインフォメーションの典型例が検索連動型広告であるという。全くその通りだと思う。あれは消費者とのコミュニケーションじゃない。

「消費者の心に何らかの価値変容を起こさないものを広告とは呼ばない」
「商品的にも市場的にも圧倒的に不利な二番手を、広告のチカラで一番手に押し上げることこそ広告の醍醐味だし、それを志さなければ広告マンである意味がない」(杉山恒太郎氏)

しっかりと胸に刻んでおきたい言葉である。

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